2022年5月25日水曜日

モカの病気のこと

 

これから書くのは
猫の生死にかかわる病気の話です。

そんなことは知りたくない。
今はよけて通りたい。
そう思う方がいても当然です。

ここで閉じてしまってくださいね。


まっすぐな瞳に応えたい





***************


猫の悪性腫瘍の話です。

いわゆるガンと言われるものです。


ひとつ先に、耳障りな内容ですが、
お伝えしておきたい事があります。

めいめい?
そんな顔しなーい!


ヒトの場合もそうですが、
ガンだと診断された時、当事者はもちろん
家族も、激しく動揺します。
(猫が当事者だと、動揺はしませんけども。
彼らはいつだってまっすぐに生きてるから。)

頭が真っ白になって、でもそれでも
できうる限りの、正しいであろう情報を集め
信頼できる医療者と相談しながら
きっとこの道が最善だと信じ治療を進めます。
揺れる気持ちを必死の思いで抑えて。

そんな時に「この先生が治してくれた」とか
「この治療法で治った」とか
実体験だとしても、そんな話を耳に入れるのは
どんなに親しくても、やめましょう。
悪意がなくても、やめましょう。

気持ちがとても大きく揺れ動き、
奇跡にすがりたくなってしまいます。
自分の通ってきた道、選んだ道が
間違っていたのではないかと
疑う気持ちが芽生えて、どんどん大きくなり
気持ちが不安定になる一方です。

そういうことを聞かせてもいいのは
うまくいかなかった時に
時間を、その話を聞く前まで戻せて
他人の記憶を自由に編集できる人だけです。
(そんな人いませんよね。)


***********


私のかわいい宝物。
モカは毎朝、私に飛び乗って起こしに来ます。
はいはい、わかりましたよ。起きますよ。
体を起こして挨拶代わりになでなですると
だいたい大きくあくびします。
(キミも起きたばっかやろ!?)
その口の中にあるできものを見つけた時
血の気が引きました。

猫のできものは、口の中に限らず皮膚でも
ほとんどが悪性だ、と知っていました。

この時よりも
今の方がもっともっとかわいいモカ


猫の口腔内扁平上皮癌


同じ病で苦しむ方の小さな灯になれば、と
少しずつお話していこうと思います。

小さな灯に、と言っても
今の状態は、奇跡と呼べるものです。
一時的なものかもしれません。
安心して手放しで喜べるわけではないです。


最善と思われる治療をしても治癒はなく
半年以内に命を落とすだろう。
それは穏やかな終焉ではなく
痛みが激しく、窒息や餓死といった
壮絶な最期になるだろう、と。

今、診断から1年が経ち
まだ変わらず起こしに来てくれるモカの重みに
胸いっぱいのしあわせを
毎朝もらっています。


診断直後の12歳のモカ



たったここまで書くのに何十日もかかりました。
続きが書けるのかなぁ、とも思います。

でも、これを書くことで
今モカからもらっているしあわせを
独り占めにするのではなくて
今、苦しんでいる人、悩んでいる人に
少しでも分けてあげられるものなら、と。

どうぞ気長におつきあいください。




2013年 まだ若猫のモカ
いつでもモカは最高の猫だよ!
↑クリックで応援してニャ!



いつもお立ち寄りくださいまして

ありがとうございます。

それではまた。





8月お盆休みのご予約

既にいっぱいになった日があります。


予約状況はこちらをご覧ください。

5月末~6月初旬も

なぜだかとんでもなく混んでます。


当面の間

初めてご利用のお客様の受付は

制限させていただきますm(__)m


お留守番ちゃんの素敵な表情は

フェイスブック

インスタグラム公開中です!

どうぞお立ち寄りください。


0 件のコメント: