2024年8月29日木曜日

痛みは傷を教えてくれる

 

のんびりやさんなのに
体力はずんずん強く成長していく台風に
巻き込まれることになり
ホント迷惑しているワタクシです。
どーも。
ご無沙汰しております。

10年前の写真でお送りします!


更新もしないで何をしていたかと言いますと
相変わらず凹んでおります。



でも人間の心って複雑な多面体だから
傷ついた面を内側にして
なめらかな面を外側にして歩いていける。


仕事の時は集中できるし
ごはんも美味しい。
眠れない夜はたまにあるけど
徹夜してしまうって程でもない。

あー痛いな、ズキズキするな。
じっとしてた方が楽だけど
歩けないほどじゃない、とかって
そういうのは、だましだましって言うのかな。


心の傷は、体の傷よりも治りにくい。
でもある程度血を流したら、
ちゃんとかさぶたになってくれる。
治りかけの傷を守ってくれる。


かさぶたになるまでは血がにじんで
傷口のまわりが熱をもって腫れたりする。

心の傷は、治ったかどうかは見えなくて
自分でもよくわからない。


かさぶたがかたまったな。
もう治ったみたい。
そう思ってかさぶた撫でてたら
うっかりはがしちゃって、
まだ治ってなかった…ってあるある。




東日本大震災を経験された方が
10年経った時に語ったこと

この痛みも、たくさんの方々の中にある傷も、
今も消えることない悲しみや苦しみも…
それがあるなら、
なくなったものはないんだなと思いました。
痛みは、傷を教えてくれるもので、
傷があるのは、
あの日が在った証明なのだなと思います。
あの日以前の全てが、
在ったことの証だと思います。




そうだよな。

こういうふうに、
違う方向から救われることがある。


いつまでも痛くても
おさまっていた痛みがまたぶり返しても
この痛みは、モカが確かにそばにいて
何よりも愛おしく、そして愛されて
病気に共に闘い、敗れはしたけど
いっしょに過ごした濃密な十数年が
確かに在った、その証なんだよね。



そう思えると、この痛みも愛おしい。




時々はうずくまって痛みに耐えながらも
この傷を内側に包んで歩いていこう。




きっといつか
愛だけ残って消えてゆく。



いつまでも背中を追いかけるよ
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