人生の道草

 

少し前のことになりますが

動物に関わる仕事に就きたいと考えている

若い方たちに向けて

キャットシッターの仕事について

お話させていただく機会がありました。

えー？おかーにゃんがぁ？？

失礼なー！

おうちでは愚図でのろまですけどねっ(;^^A

「動物に関わる仕事」と言っても

とても幅があります。

動物園、水族館での仕事を目指す若人に

何を伝えたらいいのか。

「動物福祉を目指した仕事」は共通。

今日は暑いくらいだったね。

でも、仕事というのは、

どうしても経済面がついてまわるし。

動物園、水族館というのは

個人ではなくて、組織で取り組む職。

組織に所属するのは、窮屈なとこもあるけど

専門性も高く、頼れる仲間がいるし

働く立場からも安心できるもの。

信頼できる相手がいるってことは

心が安定するね。

ペットシッターは、基本ひとりでやる仕事

フランチャイズに属しても

スタッフとして働くとしても

現場に出るのはひとり。

孤独で不安もあるけど

これがベストじゃない？と感じる

自分の信じる道を自由に行ける。

選べるって大事よね！

私は長く組織に属して働いてきて

そして独り起業したので

どっちの良いとこも嫌なとこもわかる。

安心できる自由な環境だと

のびのびと個性を出せるね。

キャットシッターは個人営業が多いのですが

法律がこの６月から変わって

独立開業しにくくなりました。

動物取扱業でいうところの

保管、販売、貸出、訓練、展示の業種の

いずれかで、少なくとも半年以上の「常勤で」

実務経験を積まないと

ひとりでの開業はできなくなったのです。

（獣医師、動物看護師の国家資格があれば別）

つまり、動物に関わる仕事で

なおかつ組織に属して働いた経験が必要。

ボクたちには見えるニャ

本当の姿が

今だったら、開業できなかったんだ。私。

そんな私が、若人に

何を伝えたらいいんだろう。

本当は、夢を叶えたその先の先で

ひとりで何か動物の仕事をしたくなった時

ペットシッターってのがあるよ、と

小さな脇道かもしれないけど

人生の道草かもしれないけど

それはとてもわくわくする道だから

曲がってみるのもいいかもよ、と

心のどこかにとどめておいてもらいたい。

色々探すのって楽しいにゃのよ

そんな想いを抱えて話をさせてもらったら

たくさん感想を寄せてくれました。

よかった♪

病院には行けないけど

シッターのおばちゃんならいいよ。

そんなうーちゃんのためにも

シッターは存在するのよ。

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