めいと10年

 

もうその記念日は過ぎているのですが

めいめいとの暮らしは10年を越しました。

めいめい？越したよ！

その日は家で過ごしたかったけど

そういうわけにはいかず

夜、みるちんが眠っている間に

ふたりで乾杯（？）しました。

お誕生日がわからないめいめいなので

お祝いするのはこの日です。

うちのコ記念日。

聡明な顔してるって思う！

めいめいはホントは「めい」です。

東京で保護してもらって

動物病院のケージで過ごしていためいめい

飛行機で一緒に福岡へ。

空港から駐車場まで歩いてるとき

キャリーバッグの中で不安で瞳が真っ黒で

声も出せずにいる猫に話しかけて

おにゃまえは「めい」にしようね、と。

心ゆるせなかった時間が長くて

ホントごめんなさい！

めいは私にとっては

初めてのおんニャのコ。

ニャーくんもモカっちも子猫の時から一緒で

おとな猫を迎えるのも初めてのこと。

知らなさ過ぎて

わかってもらえないめいは

苦しい時間が長かった。

でも「初めて」の不安なんかなかった。

ていうか、知らなさ過ぎたからこそ

不安なんか感じなかった。

お兄ちゃんがいなくなってから

ひとりでつまらなかったモカもうれしくて

遠慮なくグイグイいくし

モカの強引なアプローチは良い方に

穏やかなニャーくんとなつっこいモカしか

知らなかった私は、

猫はみんなこうなんだと思い込んでいて、

警戒心が強く、猫らしい猫のめいに

間違ったアプローチをしてしまい…。

心の距離を詰めようと急ぎ過ぎて

逆に数倍の時間をかけることになっちゃった。

ちょっとー！わかってるの～？

今振り返れば、このために

ABA（応用行動分析学）と出会い

猫にやさしい（易しい、優しい）科学を

学ぶことができたのでした。

めいめいには感謝しかない。

家庭内野良猫寸前だっためいとは

ABAを学んでからはその賢さが顕著に。

心の距離も近づき、今は「女ともだち」よ。

さぁ？どーかしらニャ

モカが旅立ってからは特に

私の心の隙間をうめようとしてくれてるのか

隙間が空いた心を私でうめようとしてるのか

お互いにうめあいっこしてます。

いつが誕生日なのかわからないめいめい

今13歳くらいなのかな。

あとどれくらい一緒に過ごせるのかは

神のみぞ知る。

1日でも長く生きてほしいとは思わない。

ただ最期まで猫らしくいられるように

ずっと伴走する所存です！

ビョーインはイヤにゃのよ。

はい。わかってます。

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