2014年5月24日土曜日

古今東西



今日は、これに行ってきました。
猫、ネコ、ねこ・・・西洋美術のなかの猫たち」っていうセミナー。


本当は、セミナーを受けに行ったわけじゃなくて、
お茶出しのお手伝いなんですけども。

講演の間は、後ろからふんふんと聞き入っておりました。



折しも、会場の片隅では、
日本初の猫本専門店 書肆 吾輩堂のイベントとしての展示もあって、
ねこと国芳」とかの本 も横目で眺めつつ・・・。



エジプト文明の時代から、今に至るまで、
ヒトと猫は、一緒に時代を通り過ぎてきたんだなー。

その時々で、神のようにも悪魔のようにも扱われて。

色々な画家が描いた
受胎告知(聖母マリアが、キリストを身ごもった事を天使から告げられる場面)の絵には
しばしば猫が描かれていて、
邪悪なものとして描かれていたり
しあわせなものの象徴としてだったり。

日本でも、源氏物語にもかわいがられる猫が出てくるし、
鍋島の化け猫騒動なんかでは、妖怪のように扱われてる。


昔も今も、西洋でも、日本でも、
ずっと身近にいたからこそ、
良きものにも悪しきものにも置きかえられちゃうんですね。

ベロチラで、意識を失っていても。
夢を見てニヤニヤしていても。
化け猫とは、誰も思わないからゆっくりおやすみ。


今日も、お立ち寄りくださいましてありがとうございます。
それでは、また明日。





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