2017年5月20日土曜日

不要な涙



子猫のシーズンです。


まだ冷え込む、暦の上だけの春の夜に
赤ちゃんが泣いているかのような声を聴いた方も多いでしょうが
その時、ママ猫さんのおなかに宿った命は
桜が散るころに生まれて、そろそろ離乳するのかな、の頃。


拾った。
知り合いからもらい受けた。
迷い込んできた。

そのコは、あなたに巡り会ったから、幸運だったのでしょう。

警戒心の強い、外でヒトに頼らず暮らすママ猫さんから生まれたコは、
警戒心が強く、ヒトに心を許さない猫に育てられます。


猫は、ヒトと暮らせるように進化中。
まだ野生を残しているところも魅力です。

ですが、野生のままでは
森の中ならまだしも、ヒト中心のこの社会では
生きていくことさえ許されない。

飢えて、轢かれて、捕まえられて、
ケガで、感染症で、襲われて。


色々矛盾はあるかもしれませんが、
ごはんだけを食べさせて、いいヒトぶってはいけません。

子猫を保護する時は覚悟をしてください。
自分が最後まで責任を持つのだと。

拾い上げただけで、いいヒトぶってはいけません。

かわいがっている猫さんには、避妊手術をしてください。
オトコのコであっても。

子猫を生ませて、取り上げて。
いいヒトぶってはいけません。

目を離して外に出すのなら、
明日の朝、また会えるとは限らないこと
ケンカに巻き込まれて、命にかかわる感染症をもらうこと
ヒトに嫌われて、いじめられることは
覚悟の上ですよね。

見送った後で後悔しても遅いのです。

車に轢かれた子猫を庭に埋めながら、
流す涙は、不要な涙ではないでしょうか。


命はすべてが奇跡。

奇跡は起こすこともできる。
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今日も、お立ち寄りくださいましてありがとうございます。
それではまた。


夏のご予約はお早めに
お願いいたします。
(7月末~お盆混みあってきてます。)


キャットシッターねこの木の

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