友だちの猫さんが、虹の橋に旅立ちました。
猫伝染性腹膜炎。
FIPとも略されます。
自分のコが、かからない限りは
あまり知る機会もないかもしれないのですが、
猫と暮らすのなら、知っておきたい病気です。
モカに体重ぐいぐいかけられて、どけ!のプレッシャー
ぜーんぜんへーきのドヤ顔のみる
こちらでわかりやすく説明されています。
nekopedia 猫伝染性腹膜炎のアウトライン
伝染性と言いますが、
元となるコロナウィルスは確かに伝染しますが、
このFIPというのは、コロナウィルスが猫の体内で
突然変異を起こして引き起こすと言われています。
だから、FIP自体は伝染はしにくいのではないでしょうか。
腹膜炎という名前なのですが、
からだのあちこちに悪いところができてしまい、
腹膜だけが悪くなるわけじゃない。
診断が難しく、
予後がとても悪い( 治らず、死に至ることが多いということ)
若いコが多く罹り、
室内飼いでも、純血種でも例外ではなく
効果的な治療法もない。
狂犬病に次ぐたちの悪さ。
( 犬という名前はついていますが、猫も人間も感染します。
医療の進んだ現在でも、発症するとヒトも99%以上死亡する、
エボラ出血熱も真っ青の恐ろしい感染症。
今でも世界のあちこちで感染が見られます。)
うちのコみるも、
FIPドライタイプの可能性が高いと言われていました。
( 今でも違うと確定できたわけではありません。)
左目が濁り、眼圧が上がって(目玉がぱんぱんになり)
もう眼球が持たないかも…の直後
急激に眼圧が下がり、左目が小さくなった時。
去年の11月の事。
眼球だけに所見が見られたので、
悪いところの生検(組織を一部切り取る)など、とてもできない。
半年以内には、他のところに症状が現れてくるだろうという
経過観察になり、
毎日毎日どこかおかしいところがないだろうかと
一喜一憂する日々。
いったん落ち着いた眼球内の炎症が再発して
冷汗が背中をつたった1月
具合が悪くなり始めて
わずか数日で亡くなることもあるし、
数ヵ月で逝ってしまうことがほとんどだと言われるのに、
りあんくんは、1年以上がんばって、
しかも、私が知る限り、QOLが高く維持されてました。
それは、猫さんももちろんだけど、家族の力。
みるが、やじろべえのように
尖ったエッジの上を歩いている時に
どれだけ励まされたか。
ヒトの医学もですが、
獣医学の世界でも、発展があることを祈らずにはいられません。
↓ 病気って何のためにあるの?
ただ穏やかに暮らしたいだけなのに。
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キャットシッターねこの木の
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