2014年1月30日木曜日

猫の成人式



あたたかいのですが、雨です。
今日は、雨雲が厚いのか、薄暗いままです。
そんな感じで、あんまり楽しくはないお話をします。

昨日、とても悲しい話が飛び込んできました。
地元で、近くで、猫の多頭飼崩壊が起きました。
最初の3匹の不妊手術をしなかったことで
60匹にまで増えてしまい、飼育放棄。

私の住んでいる回りでも、出入り自由で
不妊手術をしてない猫さんを多く見かけます。

私の初めての猫家族、先代のニャーくんも去勢手術をする時、
当時の相方さんとひと悶着ありました。
男性の抵抗が大きい気がするのは気のせいですかね?

自然じゃない、かわいそうだと反対する方もいて、
その気持ちもわからないわけでもありませんが。
猫の繁殖力.....生まれて半年少しで、繁殖できるようになり、
一度の出産で、6匹とかザラに生まれます。
年に数回発情期が来ます。
交尾の刺激で排卵するので、ほぼ確実に妊娠します。

近親交配がよくないのは、猫も同じですが、
発情すれば、親子だろうと同腹のきょうだい同士だろうと妊娠します。
少なく見積もって、1年に2回発情し、一度に4匹ずつ出産、
半分がおんニャのコだったとして、
1年後に24匹。2年後には100匹近くに。


福岡県獣医師会のキャンペーン「おうちにかえろうキャンペーン」でも
私たち人間が世話を出来る数以上に、子猫が多く生まれすぎていること、
それが多くの殺処分にもつながってることを訴えています。

一緒に暮らす以上、人間は、おいしくて必要十分なごはんと、
安心できてあったかい寝床と、なるべく元気で健やかに暮らせる環境を整える
義務があると思います。


そして、猫さんには去勢、不妊手術を受けてもらうのです。
成人式を、晴れ着で迎えるように。
かわいいわが子の大人への一歩を、祝うように。

手術と晴れ着を、同じに考えるのは不謹慎かもしれません。
人間と猫が(そして他の生き物も)、ともに暮らし、
ともに大切にされる社会での、オトナとしてのステップと
私は考えています。

オトナの証、マタタビダンス中(^m^)

また、可愛いこのコの子どもが見たいと、
ブリーダーの真似事を素人がやってはいけないと思います。
遺伝は簡単には修得できない複雑な問題です。

取り返しのつかない病気につながることもあるし、
何しろ、猫のクローンでは、毛色さえ再現できなかったそうです。

絶対に、繁殖を簡単に考えてはいけないのです。
手術には費用もかかるし、猫さんにとっても一時的には負担です。
でも、いい事もたくさんあります。

また、長くなりましたので、続きは明日に。
今日も、お立ち寄りくださいましてありがとうございます。



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